その他気をつけたいこと
- 風邪
- くしゃみ、鼻水、目やに、発熱、食欲低下といった、冬場に流行するねこちゃんの風邪のような症状の多くは、「猫ウイルス性鼻気管炎」、「猫カリシウイルス感染症」というねこちゃんの伝染病によるものです。
進行すると肺炎などを起こして死亡することもありますので決して「風邪」などとあなどらないようにして下さい。
- 猫下部尿路疾患
- 頻尿や血尿、トイレでじっとうずくまっている、おしっこが出ないなど膀胱から尿道までの下部尿路に起こる病気です。症状が進むと、尿道が詰まってしまい短期間で死亡することもあるため、注意が必要です。
- シニア期(7歳~)
- 高齢になってくると様々な病気にかかりやすくなります。
いつまでも健康でいるためには早期発見が重要です。
少しでも「おかしいな?いつもと違うな?」と感じたら病院へお越しください。
7歳以上になったら注意してあげたいねこちゃんの病気
※飼い主の皆様がねこちゃんの病気にいち早く気づくよう、主に症状について記載します。
※下記の疾患は7歳未満でも起こる場合があります。シニア期前であっても念のため注意は怠らないようにしてください。
慢性腎臓病 | 初期は無症状、進行すると多飲多尿、食欲不振、嘔吐などの症状です。末期には尿毒症となり死亡してしまいます。 |
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甲状腺機能亢進症 | よく食べるわりには痩せていく、活動的で落ち着きがない、毛づやが悪くなる、水をよく飲むなどの症状です。心臓をはじめ、様々な臓器に影響を及ぼすため要注意です。 |
糖尿病 | 水をよく飲んで尿が多量に出る多飲多尿、食欲増進などの症状です。進行すると糖尿病性ケトアシドーシスという生命に危険が及ぶ状態になるため要注意です。 |
歯周病・口内炎 | 口臭、激しいヨダレや痛みによる食欲不振、口の周りを触られるのを嫌がるなどの症状です。 |
乳腺腫傷 | 乳腺組織にしこりが発生、ほとんどが悪性です。 |
各種腫瘍 | 乳腺以外にも様々な腫瘍が体表および体内にできる場合があります。 常日頃ねこちゃんに接し早期発見に努めることが大切です。体表の場合しこりや体のふくらみなどで気付く場合もありますが、体内の場合は分かりにくいため、定期的な血液検査・X線検査・エコー検査が有効です。 |
関節炎 | 痛みにより、移動を嫌がり、階段や高い所への昇降が出来ないなどの症状がでます。 |