日々の予防
ノミダニ予防
ねこちゃんにノミ・ダニが寄生すると皮膚炎や病気を引き起こします。
また、ねこちゃんに付いたノミ・ダニは飼い主様も刺します。
「今ついていないから」ではなく「付かないように」してあげましょう。
ワクチン接種
大切な家族であるねこちゃんが健康で長生きできるように、当院では各種ワクチン接種をお勧めしております。
お外で飼われていたり、お散歩が好きなねこちゃんは感染するリスクが高くなります。
室内のみで飼育されている場合でも外へ逃げてしまうこともありますし、人が病原体を持ち込んでしまったりもするので注意が必要です。
ねこちゃんのライフスタイルに応じ、様々なワクチンを準備しておりますので、飼育方法を問わずにしっかりと予防してあげましょう。
フィラリア症予防
フィラリアはわんちゃんしか感染しないと思っている飼い主様もおられますが、ねこちゃんも感染する病気です。
特に、心臓の小さいねこちゃんは感染すると重篤な状態になることもあるため注意が必要です。
ねこちゃんはフィラリア症の診断も難しく、何よりも予防が大切となります。
最近はねこちゃんに投与しやすい予防薬もありますので、ご相談ください。
尿検査
秋から冬の間にねこちゃんは尿路系の病気が多くなります。
また、ねこちゃんの死亡要因の一番は腎不全だと言われています。
尿検査の目的は目に見えない体の異常をいち早く見つけることです。
ウイルス検査
- 野良ねこだった子
- お母さんねこが野良ねこだった子
- 過去の飼育環境がわからない子
上記の様な子はウイルス検査をしておくと安心です。
院内ですぐにできる「ねこちゃんのウイルス検査」には2種類あります。
①猫免疫不全ウイルス(FIV)抗体検査
一般的には“猫エイズ”と呼ばれている病気です。
母子感染はほとんどなく、主に感染ねことのケンカによる咬傷などから感染する病気です。
人間には感染しません。
- 【症状】
- 発熱、下痢、鼻水、口内炎、リンパ節の腫れなどが見られます。
終末期には免疫機能が重度に低下し、感染症や腫瘍などの発生率も高まります。
②猫白血病ウイルス(Felv)抗原検査
唾液中に多く存在するウイルスです。
ウイルスは主に唾液、涙、糞便中に排泄されるので、グルーミング、食器やトイレの共有、咬傷などが主な感染経路となります。
- 【症状】
- 元気がなくなり、発熱、下痢、鼻水、白血球の減少、血小板の減少、貧血、白血病、リンパ腫などが起こります。
致死率の高い病気です。