福島県福島市にある動物病院です。日曜日診療致します。

やのめ動物病院

ねこちゃんの飼い主様へ

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ねこちゃんは年齢に関係なく病気になってからのご来院が多いのが実情です。
日々の予防や定期的なご来院で、病気の早期発見・早期治療を行うことが出来ます。
ちょっとしたことでも是非ご来院いただきご相談下さい。

ねこちゃんの健康を維持するためには、基本的な予防や定期的な健康診断、日ごろのケアが大事です。

日々の予防

ノミダニ予防

ねこちゃんにノミ・ダニが寄生すると皮膚炎や病気を引き起こします。
また、ねこちゃんに付いたノミ・ダニは飼い主様も刺します。
「今ついていないから」ではなく「付かないように」してあげましょう。

ワクチン接種

大切な家族であるねこちゃんが健康で長生きできるように、当院では各種ワクチン接種をお勧めしております。
お外で飼われていたり、お散歩が好きなねこちゃんは感染するリスクが高くなります。
室内のみで飼育されている場合でも外へ逃げてしまうこともありますし、人が病原体を持ち込んでしまったりもするので注意が必要です。
ねこちゃんのライフスタイルに応じ、様々なワクチンを準備しておりますので、飼育方法を問わずにしっかりと予防してあげましょう。

フィラリア症予防

フィラリアはわんちゃんしか感染しないと思っている飼い主様もおられますが、ねこちゃんも感染する病気です。
特に、心臓の小さいねこちゃんは感染すると重篤な状態になることもあるため注意が必要です。
ねこちゃんはフィラリア症の診断も難しく、何よりも予防が大切となります。
最近はねこちゃんに投与しやすい予防薬もありますので、ご相談ください。

尿検査

秋から冬の間にねこちゃんは尿路系の病気が多くなります。
また、ねこちゃんの死亡要因の一番は腎不全だと言われています。
尿検査の目的は目に見えない体の異常をいち早く見つけることです。

ウイルス検査

  • 野良ねこだった子
  • お母さんねこが野良ねこだった子
  • 過去の飼育環境がわからない子

上記の様な子はウイルス検査をしておくと安心です。
院内ですぐにできる「ねこちゃんのウイルス検査」には2種類あります。

猫免疫不全ウイルス(FIV)抗体検査

一般的には“猫エイズ”と呼ばれている病気です。
母子感染はほとんどなく、主に感染ねことのケンカによる咬傷などから感染する病気です。
人間には感染しません。

【症状】
発熱、下痢、鼻水、口内炎、リンパ節の腫れなどが見られます。
終末期には免疫機能が重度に低下し、感染症や腫瘍などの発生率も高まります。

猫白血病ウイルス(Felv)抗原検査

唾液中に多く存在するウイルスです。
ウイルスは主に唾液、涙、糞便中に排泄されるので、グルーミング、食器やトイレの共有、咬傷などが主な感染経路となります。

【症状】
元気がなくなり、発熱、下痢、鼻水、白血球の減少、血小板の減少、貧血、白血病、リンパ腫などが起こります。
致死率の高い病気です。

避妊・去勢手術

避妊・去勢手術には下記のようなメリット・デメリットがあります。
ねこちゃんの一生に関わることですので家族でよく話し合ってあげてください。

メリット
  • 望まない繁殖を防ぐ
  • 生殖器系疾患の予防
  • ストレスの軽減
    (性的な衝動に起因するストレスの軽減)

【オス】

  • 問題行動の減少

【メス】

  • 乳ガンの予防(早期に避妊手術実施の場合、乳ガンの発症率を劇的に減らします。)
  • 妊娠や出産に伴う疾患の予防
デメリット
  • 太りやすくなることがある。
    肥満になることによって、心臓疾患、呼吸器疾患、関節疾患、泌尿器疾患、糖尿病などのリスクが高くなります。
    手術後には食事管理をお勧めします。

その他気をつけたいこと

風邪
くしゃみ、鼻水、目やに、発熱、食欲低下といった、冬場に流行するねこちゃんの風邪のような症状の多くは、「猫ウイルス性鼻気管炎」、「猫カリシウイルス感染症」というねこちゃんの伝染病によるものです。
進行すると肺炎などを起こして死亡することもありますので決して「風邪」などとあなどらないようにして下さい。
猫下部尿路疾患
頻尿や血尿、トイレでじっとうずくまっている、おしっこが出ないなど膀胱から尿道までの下部尿路に起こる病気です。症状が進むと、尿道が詰まってしまい短期間で死亡することもあるため、注意が必要です。
シニア期(7歳~)
高齢になってくると様々な病気にかかりやすくなります。
いつまでも健康でいるためには早期発見が重要です。
少しでも「おかしいな?いつもと違うな?」と感じたら病院へお越しください。

7歳以上になったら注意してあげたいねこちゃんの病気
※飼い主の皆様がねこちゃんの病気にいち早く気づくよう、主に症状について記載します。
※下記の疾患は7歳未満でも起こる場合があります。シニア期前であっても念のため注意は怠らないようにしてください。

 

慢性腎臓病 初期は無症状、進行すると多飲多尿、食欲不振、嘔吐などの症状です。末期には尿毒症となり死亡してしまいます。
甲状腺機能亢進症 よく食べるわりには痩せていく、活動的で落ち着きがない、毛づやが悪くなる、水をよく飲むなどの症状です。心臓をはじめ、様々な臓器に影響を及ぼすため要注意です。
糖尿病 水をよく飲んで尿が多量に出る多飲多尿、食欲増進などの症状です。進行すると糖尿病性ケトアシドーシスという生命に危険が及ぶ状態になるため要注意です。
歯周病・口内炎 口臭、激しいヨダレや痛みによる食欲不振、口の周りを触られるのを嫌がるなどの症状です。
乳腺腫傷 乳腺組織にしこりが発生、ほとんどが悪性です。
各種腫瘍 乳腺以外にも様々な腫瘍が体表および体内にできる場合があります。
常日頃ねこちゃんに接し早期発見に努めることが大切です。体表の場合しこりや体のふくらみなどで気付く場合もありますが、体内の場合は分かりにくいため、定期的な血液検査・X線検査・エコー検査が有効です。
関節炎 痛みにより、移動を嫌がり、階段や高い所への昇降が出来ないなどの症状がでます。

 

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福島市南矢野目字中屋敷53-7

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金曜日、日曜日午後、祝日